2017年4月
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| 休館日(CLOSED) |
| 水〜金 | 午前10時~午後4時 |
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| 土 | 午後1時~5時 |
| 休館日 | 日・祝、月曜、火曜 |
| WED〜FRI | 10:00am-04:00pm |
|---|---|
| SAT | 01:00pm-05:00pm |
| CLOSED | Sunday, Tuesday, |
第一次大戦後、ロシア革命やトルコ帝国の崩壊などによる政治的・社会的な構造の変化に伴って、多くの人々が国外へ逃れ、いわゆる「難民」の問題が国際社会において注目を集めるようになりました。第二次世界大戦前後、戦争という大惨事の中で、より大量で広範囲な地域で難民が発生しました。特に顕著だったのはホロコーストから逃げる何百人ものユダヤ難民でした。
1948年、「世界人権宣言」が採択され、庇護を求める権利とすべての人間は差別されずに基本的人権を享受できる旨が確認されました。難民の基本的人権保障に対する意識の高まりと、急増する難民問題の解決のために国際的な協調と団結が大切であるという認識の下、1951年「難民の地位に関する条約」が採択されました。その後、この条約の地理的・時間的制約を撤廃する「難民の地位に関する議定書」が1967年に採択されました。この条約と議定書をあわせて、一般に「難民条約」と呼ばれています。また、1950年には、難民問題に普遍的に対処する初めての国際機関、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が設置されました。
日本は、1975年の南ベトナム政権の崩壊によるインドシナ難民の大量発生を受けて、1981年に難民の地位に関する条約、1982年に難民の地位に関する議定書に加盟しました。現在、難民条約の加盟国は日本を含め143カ国に及びます。
もっとも、現在においても、世界中で紛争や迫害はあとを絶たず、難民発生数は増加し続けています。2015年末時点で、世界の難民・国内避難民の数は6350万人となり、第二次世界大戦後最多となりました。実に113人に1人が強制移動させられていることになります。
このような世界的に深刻な難民の状況を受けて、日本においても難民保護の必要性がますます高まっています。ところが、日本の難民認定者数は極めて少なく、2015年は7000人以上が難民認定申請をした一方で、難民認定者数はわずか27人にとどまっています。また、難民審査手続きが7年を超える場合もあり、審査の長期化も問題となっています。日本の難民制度は、真の難民を保護しうる制度とは到底言えず、多くの難民が、不安定な生活を強いられています。さらに、在留資格を得られずに送還されてしまうケースや、入国管理局の収容所に収容されてしまうなど、日本が難民の基本的人権を侵害しているとも言える状況です。
【展示期間】2016年11月19日(土)~1017年3月18日(土)
【会 場】大阪人権博物館ギャラリー
【主 催】RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)/大阪人権博物館
【後 援】部落解放大阪府民共闘会議/ヒューライツ大阪/UNHCR駐日事務所/
認定NPO法人 難民支援協会/公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本/
アフガン孤児支援・ラーラ会/サダーカ/公益財団法人アジア福祉教育財団 難民事業本部/
日本ビルマ救援センター/RAWAと連帯する会
資料と写真でみる近現代部落史
第 1 回 2016年7月23日(土)14:00~ 「人権教育の歴史」※第71回特別展のセミナー1として
講師:吉村智博(当館学芸員)
第 2 回 2016年8月20日(土)14:00~ 「写真でみる全国水平社創立」
講師:朝治武(当館館長)
第 3 回 2016年9月24(土)14:00~ 「高度経済成長期の都市部落」
講師:吉村智博(当館学芸員)
第 4 回 2016年10月22日(土)14:00~ 「写真でみる水平運動」
講師:朝治武(当館館長)
主 催:大阪人権博物館
会 場:大阪人権博物館研修室
定 員:30名(当日先着順)
参 加 費:入館料のみ
日本国憲法に謳われている教育を受ける権利(第26条)を実現するため、
全国の教育関係者は各地で同和教育の実践に取り組んできました。大阪でも
被差別部落の子どもの就学や学ぶ機会を保障する取り組みから始まった同和
教育は、やがて社会のなかで不利益を被っているすべての子どもに目を向け
るようになり、人権教育が各地で積極的に展開されてきました。
多様な生き方や考え方を尊重する人権教育は、子どもを見つめ、受け止め、
寄りそうなかから、困難に直面している子どもが尊厳をもって生きていくた
めにあらゆる努力を続け、豊かな人間づくりをめざしてきました。生まれた
場所や家庭環境に左右されることなく、誰もが希望をもって教育を受ける権
利をもつというメッセージを伝え続けました。そのことがすべての人びと
を差別から解放するものであるという信念があったからです。それは、「すべ
ての子どもの最善の利益」(「子ども権利条約」)という国際的な理念とも一致
する考え方でもあり、やがて、政府においても人権教育の達成には、人権擁
護の基本的知識の「内容と意義について知的理解を徹底し、深化することが
必要」(文部科学省)であると認識されるにいたりました。
しかし、経済的な格差は解消されることなく存在し続け、近年その実態が
顕著になってきています。全国的にみて6人に1人(大阪では5人に1人)
の割合で貧困率に直面している子どもがいること、あるいは子育て世代の貧
困率などはそのことを雄弁に物語っています。さらに、小中学生での不登校
の子どもも20年間10万人を下回ったことがなく、現在では12万人以上にの
ぼっています。こうしたことから明らかなように、子どもを取り巻く環境は
まさに厳しさを増しています。
いまこそ、人権教育が果たしてきた役割を見つめ直し、困難な状況に置か
れている子どもを守るための課題を明らかにする必要があります。
本展は、人権教育に早くから取り組んできた大阪での取り組みの具体像を
振り返り、人権教育の課題を考えようとするものです。
【展示期間】2016年7月20日(水)~9月3日(土)
【主 催】
大阪府人権教育研究協議会/大阪市人権教育研究協議会/大阪府在日外国人 教育研究協議会/大阪市外国人教育研究協議会/大阪府高等学校人権教育研究会/大阪市高等学校人権教育研究会/大阪府私立学校人権教育研究会/大阪府専修学校各種学校人権教育研究会/ちゃいるどネット/大阪府教職員組合/部落解放同盟大阪府連合会/大阪人権博物館
【会 場】大阪人権博物館特別展示室
日本の先住民族であるアイヌ民族は、かつて文字をもたず、
アイヌ語で生活を営んでいました。アイヌ民族は、日常生活
の至るところに宿る神々を祖先とともに崇拝してきました。
精魂込めてつくる工芸品には独自のアイヌ文様をほどこし、
衣・食・住に必要な道具や儀礼に使う祭具類を製作する技法
を受け継いできました。
1990年の国連総会で採択された国際年(1993年、国際先住
民族年の設定)を機に、日本でもようやく先住民族の権利と
文化を尊重するようになり、1991年、日本政府はアイヌ民族
を国際人権規約に基づく「少数民族」と認定し、1994年に
なってようやく、長くアイヌ民族を差別によって苦しめて
きた、明治期に制定された「北海道旧土人保護法」を廃止し、
いわゆる「アイヌ新法」を制定しました。
それから20年あまりが経過した今日、あらためて日本社会
とアイヌ民族との関わりを民族文化を通して考えることが、
重要な意味をもつようになっています。
本展は、当館所蔵の「由良コレクション」のなかから、か
つて製作されたアイヌ民具の数々を紹介し、今も受け継がれ
ているアイヌ文化について考えようとするものです。
展示期間:2016年1月13日(水)~3月19日(土)
主 催:大阪人権博物館主催
会 場:大阪人権博物館特別展示室
戦後、それまでの医制から医師法、医療法、旧薬剤師法などが整備され、日本が近代的医療体制の確立を目指し始めた1940年代後半から現在まで、薬害は繰り返されてきた。公害同様、薬害も科学技術の産業化を急速に振興することを優先し、様々な危険を軽視してゆくことによってもたらされた人災である。医薬品の安全性よりも利便性をも含む有用性が強調され、より多く販売されることが良いことであるかのような価値観は薬害が必然的に生み出される先行条件となった。 薬害被害は、筆舌に尽くし難い苦痛や死をもたらし、被害者は今なお、薬害被害との闘いを余儀なくされている。しかし、一方で被害者は、その傷ついた身体から発せられる叫びにも似た想いに支えられて、日々薬害根絶への活動を続けている。 今回の企画展示は、それぞれの薬害が単に過去の歴史なのではなく、近代社会そのものに内在する根本的欠陥を、あざやかに指し示す教訓の宝庫であることを実感してもらうとともに、薬害被害者が、被害とともに生きてきた軌跡は、決して平坦なものではないものの、被害者各々の生の営みは、多くの輝きに満ちたものでもある。本企画展では、そのことを、訪れた人々に感じてもらえれば幸いである。
展示期間:2015年10月17日(土)~12月19日(土)
主 催:全国薬害被害者団体連絡協議会
共 催:大阪人権博物館
会 場:大阪人権博物館特別展示室
近現代大阪の部落像
第 1 回 2015年11月14日(土)14:00~ 「近代大阪の部落の変遷」
講師:吉村智博(当館学芸員)
第 2 回 2015年12月12日(土)14:00~ 「大阪の水平運動と融和運動」
講師:朝治武(当館館長)
第 3 回 2016年1月9日(土)14:00~ 「戦争と都市大阪の部落」
講師:吉村智博(当館学芸員)※当日休館日ですので職員通用口よりお入りください。
第 4 回 2016年2月13日(土)14:00~ 「戦後大阪の部落問題」
講師:朝治武(当館館長)
主 催:大阪人権博物館
会 場:大阪人権博物館研修室
定 員:50名(当日先着順)
参 加 費:入館料のみ
現在、奈良の水平社博物館と京都の崇仁自治連合会によって、日本の人権宣言と呼ばれる「水平社宣言」を、ユネスコの世界記憶遺産に登録しようとする取り組みが進められています。このシンポジウムは、部落解放運動が生み出した「水平社宣言」の歴史的意義と今日的価値観をさぐり、世界記憶遺産の登録を支援するために開かれます。
日 時 2015年7月11日(土)14時~17時
主 催:部落解放同盟大阪府連合会/大阪人権博物館
シンポジスト:黒川みどり(静岡大学教授)
赤井隆史(部落解放同盟大阪府連合会書記長)
朝治 武(大阪人権博物館館長)
コーディネーター:吉村智博(大阪人権博物館学芸員)
会 場:大阪人権博物館研修室2
定 員:70名(当日先着順)
参 加 費:入館料のみ
韓国時代劇で描かれている民衆と権力者、身分制について読み解きます。
第 1 回 2015年1月31日(土)14:00~ 「韓国時代劇とは何か」
第 2 回 2015年2月21日(土)14:00~ 「韓国時代劇と身分制」
第 3 回 2015年3月14日(土)14:00~ 「韓国時代劇と被差別民」
主 催:大阪人権博物館
講 師:朝治武(大阪人権博物館)
会 場:大阪人権博物館研修室
定 員:72名(当日先着順)
参 加 費:入館料のみ
2013年12月5日に逝去した南アフリカのネルソン・マンデラは、生涯を 通して反アパルトヘイト運動、そして"虹の国"の建設に身を投じてきま した。1962年に逮捕されたときは44歳、それから27年間にわたって獄中 で闘い、1990年に釈放を実現したときは71歳になっていました。翌年に はアフリカ民族会議(ANC)の議長に就任し、あらゆる勢力との粘り強い 交渉を続けて、アパルトヘイト撤廃に尽力しました。1993年にノーベル 平和賞を受賞し、1994年には南アフリカ初の全人種参加選挙を経て大統領 に就任しました。これによってアパルトヘイトは制度的には撤廃されまたが、経済的、社会的な差別は今なお解決されていません。
本展ではマンデラの足跡をふりかえるとともに、日本の反アパルトヘイト 運動を通して南アフリカと日本との関係を見つめます。その中からは、 今日の私たちの課題も鮮明になってくることでしょう。キーワードは、 平和、自由、人権、反差別です。
展示期間:2014年11月4日(火)~12月19日(金)
主 催:大阪人権博物館/関西・南部アフリカネットワーク(KASAN)
後 援:在日南アフリカ共和国大使館/反差別国際運動日本委員会
部落解放大阪府民共闘会議/アフリカ日本協議会(AJF)
会 場:大阪人権博物館ガイダンスルーム2
明治維新によって近代化・文明化へと踏み出した日本社会では、国会の開設による人びとの政治参加の実現を目標に掲げた自由民権運動がおこりました。その影響から各地でさまざまな結社が生まれ、盛んな言論・出版活動がおこなわれました。「自由」「民権」という言葉の響きは多くの人びとに新鮮なイメージを与えたからです。なかでも、民衆自身が参加して作成された様々な憲法草案には、国家の未来像があますところなく盛り込まれていました。そこには、さまざまな権利と同時にナショナリズムの思想も含まれていました。戦前・戦後を通じて憲法にうたわれている権利の内容は、まさしく立憲政治が国内外で果たしてきた役割をありのまま映し出すものとして今日まで生き続けています。本展は、立憲政治の実現をかかげて展開された自由民権運動から戦後の日本憲法制度制定までの時期に歴史の節目を書き記された数々の憲法草案に込められた思想、そしてその実像について考えようとするものです。
展示期間:2014年7月22日(火)~9月20日(土)
主 催:大阪人権博物館
会 場:大阪人権博物館特別展示室
2014年3月8日、埼玉スタジアムで行われたサッカーJリーグ浦和レッズ対サガン鳥栖の試合で、差別的な 「JAPANESE ONLY」(日本人以外お断り)と書かれた横断幕が掲げられていました。事態を重く見たJリーグは、Jリーグ史上もっとも重い「無観客試合」の処分 を決定しました。これに続いて、ヨーロッパでは、選手を愚弄するバナナ投げ込まれ事件も起こりましたが、有名な プロサッカー選手たちがこぞって人種差別に反対する行動をおおらかに表現して動画やフェイスブックなどで世界に発信し ました。まさしく、人権尊重はサッカー活動の基盤であり、グローバルスタンダードであることを行動でもって示してくれま した。本展では、今回の浦和レッズとJリーグのこの問題への対応を通じて、サッカーにおける差別的発言・行為の禁止 を謳った取り組みや選手たちの行動を紹介し、国際的視野からサッカーが果たす積極的な役割について考えます。そし て、子どもたちには、親しみのあるサッカーを通じて、豊かなスポーツ文化を創造し、国際協調、人権・平和の確立に貢献し、人権感覚を身につけた人材として社会で活躍して もらいたいと願っています。。
展示期間:2014年7月22日(火)~9月20日(土)
共 催:大阪弁護士会/一般社団法人大阪府サッカー協会/公益財団法人大阪人権博物館
会 場:大阪人権博物館ガイダンスルーム2
本ホームページで用いる「穢多」「かわた」「非人」「特殊部落」 「鮮人」「第三国人」「京城」「土人」「旧土人」などの用語は、 差別的な意味で使用されてきましたが、ここではその時代差別状況を理解するための歴史的用語として、そのまま掲載しました。
◇在日コリアンとは、日本でくらす韓国籍、朝鮮籍、もしくは 日本籍で、朝鮮と民族的つながりをもつ人をさします。
◇アイヌ語表記は、萱野茂『アイヌの民具』にしたがいました。